結婚へのアドバイス
【5】白馬の王子様を愛せますか？
どーも、T-papaです。あいかわらず夫婦で冬のソナタにはまっています。
未だに話題になっておりますから、みなさまもご存知のこととは思いますが。
実は今もこの原稿を書きながら冬ソナのBGMが流れているんです。
あの主人公のユジンさん、何でそんなに初恋の人を忘れられないのでしょう？(T_T)
チュンサンなの！？・・・ミニョンさんなの？あなたは一体誰なの〜！？
子供たちを寝かしつけた後に二人でどきどきしながら見ています。しかもDVDパックでも買っちゃおうかなぁなんて思うぐらい・・・？
愛する人が隣にいるって本当に貴重なことなんだと思わされる作品です。
さて今回のテーマは「白馬の王子様を愛せますか？」（「白馬の王子様」=自分にふさわしい人）です。
通常の考えでは、男性であれば女性と一緒にいたいし愛したいと思いますし、女性であれば男性と一緒にいたいし愛したい（愛されたい）と思う。その唯一のパートナーを人生の中で見つけて結婚するわけですね。
テレビドラマを見ていても恋愛小説の中でも流行の音楽の中でも、それはとても通常・しごくあたりまえ・普通のように描かれています。でも私はそれは違うと思うのです。何が違うのかというと、そんなにスムーズに人を愛することって実は出来ないと言うことです。
例えば、ある独身者が将来のパートナーを探しているとしましょう。そして、その人にふさわしい異性が現れたとします。はて、その人はその異性が自分にとって「白馬の王子様」であるとどうやって見分けるのでしょうか？
ひょっとすると「白馬の王子様」であると気づくのかもしれません。気づいたところで、その「白馬の王子様」をどうやって愛するのでしょう？男性なら無条件にスムーズに女性を愛せるのでしょうか？女性ならば無条件にスムーズに男性を愛せるのでしょうか？
テレビドラマの様にはそうそう行かないんですね。
すなわち人を愛する「訓練」を積んでいないものを、何でそんなにスムーズに愛し合えるか？ということです。
あんまり話題にしたくないのですが「萌え系」という言葉をご存じですか？東京・秋葉原が発信基地になっている様ですが、アニメの中で恋愛や情欲を満たして行くことを指して言う言葉なんだそうな？！・・・現実の対人関係でコミュニケーションをとるのではなく、バーチャルな（空想の）世界で生きて行くというのです。大半は男性の方を指しますが、女性もいるようです。
萌え系アニメの中には女性の容姿がやたらに誇張されております。あれがまさに「萌え系」の象徴。この「萌え系」独身男性が実に増えているという話です。
例えばこの「萌え系」の方は、目の前に、本当にふさわしい伴侶が現れたとしても気がつかないでしょう。ましてやコミュニケーションをとることが出来ない。もしくはそれ自体を放棄してしまうというわけですよね。
T-papaは極端な例を挙げて、一体何を言っているんだろうなんて思われるかも知れません。実はこのようにコミュニケーションがとれない人がじわじわと増えている。
端から見た時に、ある人は目の前に「白馬の王子様」がいるのに、この人は私の条件に合わないと言って通り過ぎて行き、またある人は「白馬の王子様」に気付きはしたものの、どんな風にコミュニケーションをとったら良いかわからずに時だけが過ぎて行く。そしてある人は「白馬の王子様」が過ぎ去った後で、実は自分にはふさわしくない人なのに「白馬の王子様」と信じて努力する・・・。
では、「白馬の王子様」を見つけ、愛することが出来る自分自身というのはどうやって築かれるのでしょうか？それは恋愛経験を積み重ねれば良いというものではありません。本来ならば、自分が生まれ育った家庭の中で経験し築かれて行くものだと思います。親子の愛情や兄弟姉妹の関係の中で育んで行くものです。
しかし、近年、家庭の崩壊が叫ばれて久しいですが、そのような愛の世界を家庭で育みいつでも「白馬の王子様」を愛せますという人は本当に少ないのではないでしょうか。
それで私が思うのは、昔「花嫁修業」というものがあったように、今は「結婚修行」が必要な時代ではないでしょうか？男女共にです。「訓練」というと違和感があるかもしれませんが、会社に入って営業の仕事をする時だって訓練を受けるじゃないですか？お客様にいかに喜んでいただくか？スムーズなコミュニケーションをとる方法は？新入社員は研修と称して訓練を受けますよね。
それと同じように、人を愛する訓練が必要なんだと私は思います。今後は結婚紹介所の中でもそういった「訓練」を売りにした会社も現れてくるのでは！？。何の努力もしないで良い人に巡り会って愛し合える時代というのはもう過ぎ去ってしまったようなのです。