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結婚へのアドバイス


【10】7人の敵

どーも、T-papaです。
「男は一歩外に出ると7人の敵がいる」といったことわざを聞いたことはありますか?
江戸時代にできたことわざのようです。7人というのは正確な人数と言うより、大勢のということです。私は会社で仕事をするようになるまで、このことわざの意味がよくわかりませんでした。

私は妻と子供を抱えていますから、当然のことながら平日は仕事をしてお金を稼いでいます。前号のメルマガでも少し話題にしましたが、仕事をしてお金を稼ぐというのは本当に大変なことです。仕事そのものも大変ですし、人間関係がうまくいかないこともよくあることで、そういった時の精神的負荷は非常に高くなります。また、社内での派閥争いというのも存在しますし、トラブル発生時の責任のなすりつけあいに巻き込まれるといったこともあります。こういった経験を重ねてゆくと、先ほど紹介した「7人の敵」の意味を深く実感してゆくわけです。

ところがこれは男性だけに限った話ではありません。当然女性だって働いていれば同じような状況に遭遇してゆくと思います。男性だけの収入では子供たちの進学などに対応してゆけません。そういった理由などもあり共働きをしている家庭はかなりの割合になると思います。ですから働く女性にも当然「7人の敵」がいるわけです。


私にはいつも不思議に思えることがあります。女性向け雑誌などを見ると「出産・子育てと仕事のどちらを取るか」なんていう見出しがときおり載っていたりします。みなさまも見かけることはあるでしょ?この見出しを単純にとらえると「出産・子育て」と「仕事」のどちらも選択可能だという意味です。そしてどちらか片方しか選べないと言うことです。

(そもそも二者択一で本当に片方しか選べないのか?まずそこが不可解なのですが、そこは今回考えないことにしましょう。)

ではこれを別の書き方で表現すると次のようになります。

1.「出産・子育て」を優先するため「仕事」はしないorできない。
2.「仕事」を優先するため「出産・子育て」はしないorできない。

この1番と2番のどちらを選択しますかといった意味になります。みなさまならば1番と2番どちらを選択されますか?

私は男性ですが、1番を選びます。もし女性であっても1番を選ぶと思います。と言いますか、選択の問題ではなく「出産・子育て」のほうが重要なことだからです。ところが女性の中でも熱心に2番を勧める人がいるのが驚きなのです。


私は人生には「目的」と「手段」が存在すると思っています。「仕事」は「手段」であり、「出産・子育て」=「幸せ」=「人生の目的」と考えています。ですから仕事をしてお金を稼ぐのは幸せな家庭を作るためであって、仕事をするために家庭を作らないというのは理解ができないことなのです。貴女は何のために生きてるの?といった気持ちです。

しかも家を出て会社に行けば7人の敵が待っています。7人の敵と戦う暇があるなら、もっと他に有意義なことをしてほしいと女性に対して願ってしまいます。もちろん、「出産・子育て」と「仕事」のどちらも選択可能な状況であればの話しですが。