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信仰生活講座


【1】信仰生活の基本

さて、信仰生活の基本は何でしょうか?神様と真の御父母様の主管圏内で生きる生活とはどのような生活でしょうか?最低限何をしたらよいでしょうか?

それは週に一回教会の礼拝に参加することと十分の一献金を捧げることです。

これだけでいいのですかと質問されたら、本当はもっと言いたくなりますが・・・(^_^)
これだけです。

これは神様が、サタンが主管する歴史の中で、神の民を導くためにたててきた天の伝統なのです。起源は聖書によると四千年前に遡ります。

みなさん、ヤコブはご存じですね。教会で一度でも勉強したことがあれば聞いたことがあるでしょ。
聖書の中では、原理的な観点から言うとヤコブが初めて歴史上サタンに勝利しました。このヤコブが御旨の道を出発するとき一つの大きな出来事がありました。

このヤコブという人物は、信仰的なお母さんの言うがままの人生を送っていました。

あるとき兄エサウから殺されそうな状況に追い込まれてしまいます。それを知ったお母さんはヤコブをおじのラバンのところへ逃がそうとしました。
お母さんの言われるままに荒野に逃げたヤコブは孤独な旅の途中で転機を迎えます。天使たちが天と地を行き来している場面に遭遇したのです。

今まではお母さんの言われる神様を信じて生きてきたのですが、このときから彼は「私の神様」を知ることになったのです。このときのことを聖書は次のように語っています。

「さてヤコブはベエルシバを立って、ハランへ向かったが、一つの所に着いた時、日が暮れたので、そこに一夜を過ごし、その所の石を取ってまくらとし、そこに伏して寝た。時に彼は夢をみた。一つのはしごが地の上に立っていて、その頂は天に達し、神の使たちがそれを上り下りしているのを見た。そして主は彼のそばに立って言われた、『わたしはあなたの父アブラハムの神、イサクの神、主である。あなたが伏している地を、あなたと子孫とに与えよう。あなたの子孫は地のちりのように多くなって、西、東、北、南にひろがり、地の諸族はあなたと子孫とによって祝福をうけるであろう。わたしはあなたと共にいて、あなたがどこへ行くにもあなたを守り、あなたをこの地に連れ帰るであろう。わたしは決してあなたを捨てず、あなたに語った事を行うであろう』。ヤコブは眠りからさめて言った、『まことに主がこの所におられるのに、わたしは知らなかった』。そして彼は恐れて言った、『これはなんという恐るべき所だろう。これは神の家である。これは天の門だ』。」 −創世記28/10−

この神様との出会いは彼の人生を根本的に変えてしまいました。
もし、この出会いがなければヤコブは歴史的勝利者にはなれなかったでしょう。

このヤコブが神様との出会いの中で誓ったことがあります。それが十分の一献金です。
では聖書に戻ってみましょう。

「ヤコブは朝はやく起きて、まくらとしていた石を取り、それを立てて柱とし、その頂に油を注いで、その所の名をベテルと名づけた。その町の名は初めはルズといった。 ヤコブは誓いを立てて言った、『神がわたしと共にいまし、わたしの行くこの道でわたしを守り、食べるパンと着る着物を賜い、 安らかに父の家に帰らせてくださるなら、主をわたしの神といたしましょう。 またわたしが柱に立てたこの石を神の家といたしましょう。そしてあなたがくださるすべての物の十分の一を、わたしは必ずあなたにささげます』。」 −創世記28/16−

さて、ここを良く読んでみるとGive and Takeになっていることがわかります。簡単に言えば神様が私を守ってくださるなら、私も十分の一献金をしますよ、ということです。一方的にヤコブが誓ったわけではないのですね。神様とヤコブの両方に責任分担があります。

これをユダヤ教、キリスト教は神様との契約と表現するのです。

これは聖書で計算すると四千年前の出来事です。四千年・・・。
つまり、四千年間続いてきたと言うことです。今でも、もちろん統一教会のみならずキリスト教会でも十分の一献金を行っています。

ヤコブという一人の人物が生きた神様と出会ったときに誓った内容が今もなお続いているのです。

そして、私たちが礼拝に参加して十分の一献金を捧げてゆくときに、神様はかつてのヤコブを思い出すのです。そして、神様も契約を果たそうとされるのです。

合同結婚式を目指しているみなさまが一つの目標にして欲しいのが、週に一回の礼拝と十分の一献金なのです。それが信仰生活の基本なのです。