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信仰生活講座


【6】霊界の統一原理セミナーの感想文2

さて、霊界で統一原理を聞いた霊人たちの感想文を読んでいますが、中には非常に葛藤している方々もおります。統一原理がわからないとか、間違っているとか思っているわけではありません。統一原理を聞いてみると今まで地上で生きてきた信仰観が違っていたと悟らされるからなのです。

そもそも、信仰を持つ指導者達は自分の信仰に確信を持って生きてきたはずです。何よりも重要視してきたでしょう。しかし、その信仰を否定される部分があるので、非常に葛藤しているのです。

本来、クリスチャンが最初に再臨主を受け入れるべきでしたが、そのようにはなりませんでした。逆にキリスト教とは関係のない人たちの方が素直に受け入れてしまっています。

先月、お母様が日本に来られたときに話されていたことですが、最近イエス様が地上に再臨協助をしているのですが、韓国の仏教徒に現れて伝道しています。でもなぜイエス様はクリスチャンに協助しないのでしょうか・・・。
クリスチャンがイエス様を受け入れないので、仕方なくイエス様は仏教徒を訪ねているそうです。

統一教会に先駆けて来た私たちは、自分たちが想像できないほど恵まれた立場なのだと思います。


  三 ドミニクス (ドミニクス修道会創始者)

  「統一原理」を聞いてみると自身の無念で悲惨な姿を発見する

 神様は、人間を創造され、人間に対する期待と希望をもっていらっしゃったのに、人間が神様のみ旨を破りました。しかし、神様は、人間の父母として私たち人類を導いてこられました。私たち人間は、長い歳月の間、父母の心を困らせた張本人として生きながら、歴史をつづってきたと考えるようになりました。このような新しい認識を通じて、人類歴史の背後で人間を見つめて待つ神様の心情がどうだったのかをある程度悟るようになりました。

 神様の復帰摂理歴史に接してみると、それは、一つの国を建てた人は別にいるのに、偽りの主人が現れてその国を奪い、自分の心のままに統治しながらその国を自らの国だと振る舞う、それとちょうど同じでした。国を奪われた主人は、静かにしていなければならないでしょうか、再びその国を取り戻さなければならないでしょうか。「統一原理」教育を受けた所感を一言で表現すれば、人類歴史はあまりにも凄惨だったと言わざるを得ません。

 このような人類歴史の実相を知らないまま、数多くの修道人は、一生の間世俗的なものをすべて捨てて神様に侍って敬虔に生きようと努めました。なぜこれまで、偽りの歴史、偽りの父母、偽りの血統が歴史を通して続いてくるまで、そのいきさつを全く知らなかったのでしょうか。このような悲惨な歴史の糸口を解くために、神様は成約時代に文鮮明先生を地上に送られたので、地上人たちは真に栄光であり、恵まれた者たちだと思います。しかし、こちらの霊界の数多くの霊魂たちはどのようにしなさいということなのか、特に一生、修道生活を一貫して、一人で生きてきた修道者たちの生はどのように補償されるのか、「統一原理」を知ってみると、私たちの姿があまりにも無念で悲惨に感じられます。神様の根本的意義を知らなかったということ、時代的な恩恵をほとんど受けられなかったということが私たちにはあまりにも無念で残酷です。

 文鮮明先生、成約時代の人類の真の御父母様、私たちの生はどのように処理なさるのですか。「あなた方は時代的な恩恵を受けることができなかったから、今からどのようにすれば良いか」と慰労してくださるとしてもドミニクスは嫌です。神様に対する切実な心がどれほど燃えていれば修道者の道を選択するでしょうか。なぜ神様は、人類の父母の位置にいらっしゃいながら、子女にこのように痛みを下さるのですか。ドミニクスの修道生活は、易しいことではなかったのです。しかし、ドミニクスは、ただ神様の絶対従順の位置に立とうという熱望で、世俗的なものをすべて切って捨てて修道の道を選択し、それが神様に報いることだと考えました。

 今日、大部分の人々は、家庭をもち、人間の生理作用によって成し遂げたいことを果たしながら信仰生活をしていますが、修道者たちは生理的なすべてのものを抑制しながら何よりも神様への敬虔で純潔で神聖な侍義の生活を唯一視しています。

 ところが、そのように生きてきた生が誤っていたというのですから、どれほど無念かというのです。修道者たちには四位基台がありません。対象がいないのに四位基台がどこにあり得ますか。人類の真の御父母様、文鮮明先生、修道者たちはどのように整理なさるのですか。天国以上は家庭完成だというのに、修道者たちをどのように処理なさるのですか。寛大に厚く接待されることも嫌です。原理的基準によって処理なさるならばどのようになさるのですか。

 神様は、偉大な父母であられるにもかかわらず、子女がこのように間違っていくようにされたのですか。人類を滅ぼすようにした張本人ルーシェル、エバ、アダムにすべて会って問いただしてみるつもりです。私たちの一生に責任をもつことができるのか、彼らに問いただすつもりです。本当に無念で無念で耐えることができないのです。今日の地上人たちは、非常に恵まれた位置でメシヤの恩恵を受けているので、私たちは彼らを限りなくうらやましく思わざるを得ないのです。

 文鮮明先生! ドミニクスが誰なのか知っていらっしゃるはずがないでしょう。すべての人々にただ修道生活だけを勧めた罪人です。ところが、今「統一原理」を知ってみると、それがすべてではないことを悟るようになりました。本当に無念で無念でならないのです。「統一原理」の内容がまるごと偽りならば良いです。復帰歴史の同時性の時代を聞けば狂ってしまいそうです。今この心情を誰が分かりますか。何度も「統一原理」を聞きながら、誤った部分を探そうと少なからず努力しました。しかし、それは全く無意味な努力でした。

 人類のメシヤ文鮮明先生、真の御父母様、私たちはどうすれば良いのですか。このように本当に無念な私たちの心を解いてください。そして、方法を知らせてください。ドミニクスの所感は、一言で悲惨でもどかしく無念なこと、それがすべてです。
(二〇〇一年十月二十三日)